10月15日は北米~南米で金環日食がありました。
とはいえ、金環日食でアメリカまで遠征する気力も体力も(もちろん財力も)ないので、直前の月を狙ってみました。
今回の金環日食が起こる時刻(食最大)は日本時間で1:12~4:48の間、最大は3:00頃になります。ちなみに新月は2:55です。
これに対して日本(横浜)で直前に月を見るチャンスは10月14日の朝。月の出は5:00ですがいつもの撮影場所から撮影可能なのは概ね5:07以降となります。
という事で撮影できた画像がこちら。
400mmノートリミングの画像です。透明度はそこそこですが、低空の薄雲(というかモヤ)が気になります。
この時点で月の高度は1.8度、画角的には入っているはずなのですが、双眼鏡でもカメラのファインダーでも確認することはできませんでした。
そこで、コントラストを上げてRAW現像したうえで探すと見つかりました!
元画像では存在が分かるのですがブログ上では微妙かも。そこで、ステライメージで極端なレベル調整をすると・・・
これならぱっと見でも存在が分かるでしょうか。
位置が分かると、ひとつ前の画像でも存在が分かるのではないでしょうか。
新月は翌日の2:55、月齢28.8の月です。新月からのマイナスで表すと、月齢-0.9の月になります。
当初の目的である金環日食直前の月という事では、食最大からは21時間47分前、最も早く金環食になる時刻からは19時間59分前の月が撮影できたことになります。
(実際には4分後(5:17)くらいまでは月の存在が確認できました)
月齢1.5(28.2)くらいの月は簡単に撮影できる(肉眼でも見える)のですが、そこから先は極端に難易度が上がっていくのが良く分かりました。連写しておいてスタックすれば強力な後処理でもう少しはっきりと写すことが出来たかも知れません。