CP+2024の続きです。
国内メーカー最大手のビクセン。
昨年は参考出品も少なくブースも小さかったのですが、今年は写真用フラグシップVSD90の小口径版をはじめ複数の新型鏡筒を展示、ブースの広さも以前に戻っていました。
天体望遠鏡については新製品はない様でした。
ケンコー・トキナーに間借りする形のボーグ。
新製品はなく、昨年展示されていた参考出品の125nn鏡筒をブラッシュアップしたものと、新しい組み合わせのセット品くらいのようでした。
初出店のZWO。
超低価格で人気のスマート望遠鏡Seestar S50を中心にした、こじんまりとした展示でした。
また、フィルターメーカーでも昨年に続き天体関連の新製品が目立ちました。
ケンコー。
昨年末に発売した広角レンズ用バーティノフマスク(左)。
天体用ソフトフィルターのシートタイプ。ディスコンになったLeeのソフトフィルターに代わる待望の製品です。
マルミ。
星景用光害カットフィルターとソフトフィルターをマグネットでワンタッチ重ね付けするシステム。
ケンコーが1枚のフィルターにまとめたのに対するマルミの対抗策でしょうか。ソフトフィルターの強度を選べるのがメリットですね。
カメラボディー装着のフィルターを販売しているよしみカメラも出店していました。
天文関連以外で気になったものですが、カメラメーカーの新製品で唯一どうしても触ってみたかったのが
直前に発表されたシグマの対角魚眼レンズ、15mmF1.4です。
1.36Kg、30万超の超弩級の広角レンズです。同時に発表された500mmF5.6が1.37Kgとほぼ同じ重量(こちらは超軽量)。やることが両極端ですね。
自分のメモリカードを入れて試写したF1.4開放の画像と、左上端を10倍(面積で1%)トリミングしたのがこちら。
魚眼レンズの周辺像としては抜群です。
とても欲しいですがさすがに30万超えは・・・
それ以外で気になったのは、昨年ねぶたで異彩を放っていたタムロン。今年は、
ピッカピカのレースカーで昨年とは180度違う印象に。ちょっと残念です。
その代わりに異彩を放っていたのが、
こちらのレトロなブース。先進のピッカピカのブースの中にこう言った場所があると何か落ち着きます。
ローライの二眼レフやハッセルブラッドでチェキのフィルムを使うアダプターや、昭和風レトロフィルムと銘打った退色して色褪せた発色をするフィルムなどを扱っているようでした。
最後に・・・
会場の出口の脇に、CP+のキャラクターらしきものがありました。
ほっこりして良いキャラだと思うのですが、会場の中でも外でもほとんど見かけず、なんか不遇の扱いです。