4月20日のオーストラリア~インドネシア皆既日食に伴う国内での部分日食ですが、低気圧が当初の予報より南にずれ天気も回復したため、当初の予定通り神奈川県最南端、城ヶ島まで撮影に行ってきました。
城ヶ島での食分はステラナビゲーターでは0.00でしたがエクリプスナビゲーターで確認したところさすが専用ソフト、0.003と表示されました。
観測場所は城ヶ島公園の第二駐車場。公園入口に近い第一駐車場は平日でもけっこう混雑していますが、第二駐車場はがらがら、ゆっくりと観測できました。
画像は全て天頂が上になるよう撮影しています。
まずは白色光での画像。
①食終了後(食開始前は取り損ないました)
②食最大付近
③拡大画像
0.3%と言うごく小さな食分ですが、撮影中のPC画面でも分かるくらい割とはっきり欠けていることが確認できました。
Hαでの画像
①食開始前
②食最大付近
③拡大画像
左の画像は食終了直前(20秒前)ですが、Hαだと彩層がある分まだ欠けて見えます。
Hαではプロミネンスが隠される様子と言うのも期待していたのですが、今回欠けた付近にはプロミネンスが全くありませんでした。残念。
ところで、予備として一眼+望遠ズームでの手持ち撮影も行いました。
これでも十分に欠けていることが分かります。というか赤道儀やPCなど大げさな機材を用意しなくても(白色光は)大差ないとは、最近のカメラと画像処理ソフトの威力はすごいですね。
次回の皆既日食は来年4月のメキシコ~アメリカです。そろそろどうするのか考えなくては・・・