しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

5月6日の半影月食

昨日、5月6日の未明は半影月食でした。

半影月食は光度変化が小さいので、月の本影側と逆側とで明るさが多少違う程度で肉眼では月食とは認識しづらいことが多いです。

ただ、今回は本影ギリギリまで月が入り込むため欠けているのが割とはっきり分かるのではないかと撮影してみました。

SCWなどの天気予報では雲が多い微妙な予報でしたが、月の出時点では低空の雲が多少濃いもののそれなりに天気は持っていました。

5/5 18:20  EOS R6 100-400mmF5.6-8  手持ち撮影

5/5 18:29  EOS R6 100-400mmF5.6-8  手持ち撮影

ただ、その後雲が増えていき夜半以降は月が雲に見え隠れする状況。当初計画していた連続撮影はあきらめました。

そして食が最大となる2時台(2時23分が食最大)には以下のような状況でした。

EOS R6 100-400mmF5.6-8  200mm  F8  1/200sec  ISO6400

それでも雲が薄い(というか月にかかる雲が一様な)タイミングを見計らって何とか撮影できたのがこちら。

5/6 2:31  EOS R6 100-400mmF5.6-8   F8  1/320sec  ISO3200  手持ち撮影  4倍トリミング

右上一時方向が欠けているように見え、肉眼でも月の上側が暗いように見えましたが、雲が流れる中の撮影なので雲の濃淡のように見えなくもありません。

という事でステラナビゲーターのシミュレーション画像がこちら。

ステラナビケーター11の画面からキャプチャー

欠けている方角、かけ具合ともシミュレーションと同様なので何とか月食が撮影できたのではと思っています。

先月の部分日食に続き、何とも微妙な食が続きます。

 

ところでこの日はみずがめ座η群の極大でもありましたが、このような天気だったのでカメラをセットしての撮影はあきらめました。

ATOM Cam2による撮影は行っており明け方には晴れ間もあったようですが、想定外の事態で自動検出がうまくいかず対策中です。