しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

みずがめ座η流星群2023

先週5月6日の未明が極大だったみずがめ座η流星群ですが、前回書いた通り極大日は雲が多くまともに撮影できませんでした。

そこで、ATOM Cam2で撮影した動画から探してみました。

極大後は7日、8日と天気が悪かったので、対象は5月1日~6日です。

 

まずは東向きのカメラ。

電柱の真上(3時頃。それ以降右に移動)にわし座のアルタイルが写っています。

また、電柱の左側に輻射点があります。(3時過ぎに電柱と同じくらいの高さ)

 


次に北向きのカメラ。

ほぼ中央に北極星が写っています。

輻射点から離れており、またATOM Cam2のレンズは樽型の歪曲が大きくて群かどうかの判別が難しいのですが、ステラナビゲーターの流星表示を参考にしてそれらしいものを抜粋しました。

 

最後から2枚目、5日4時21分の流星は日の出の24分前、かなり明るくなってからの流星であることを考えるとかなりの大火球だと思います。(他の流星と角度が若干違う様にも見えるのでみずがめ群かは微妙です)

普段は検出対象外として削除してしまっている時間帯ですが、ちょっと考え直さないといけないですね。

 

ところでブログへの掲載が遅れた理由ですが・・・

春になって北側カメラの右端に写りこんでいた木の枝が成長し、画面に大きく写り込むようになりました。5月初めは強風が続き木の枝が揺れたせいかmeteor detectの自動検出が誤動作しまくりで、多い日は一晩で検出数3000件近くという状況に陥りました。

そこでマスク画像を作成して適用してみたのですが、今度はほとんど検出が働かず一晩で数件の検出になってしまいました。(通常は流星が0件でも飛行機などで100件以上は検出します)

検出数の激減はプログラムと一緒に提供されている木曽天文台用のマスクでも起きるのでマスクの作り方に問題があるのではないと思うのですが・・・

結局1万件以上の画像を目視で確認することになりました。

 

北側カメラは設置場所を移動して木の枝が写り込まないように対策しましたが、マスク画像については原因を検証しないといけませんね。