しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

しぶんぎ座流星群2022

今年のしぶんぎ群は極大予想が1月4日6時頃で、日本では比較的好条件です。

昨年までは1月4日が仕事始めでなかなかじっくりと観測できませんでしたが、今年から制約がなくなったので、三浦まで見に行ってきました。

1時半頃に観測場所に着きましたが、空の南半分は8割方雲に覆われています。北半分はほぼ晴れですが、北方向は横浜・東京の明かりで光害がひどいこと、しぶんぎ群の放射点が北東であることから、観測は東~南方向が中心になります。

雲が低いので北への移動も考えましたが、東から西に雲の動きが速いので雲が消えるのを期待してしばらく様子を見ます。

当初は雲が東に流れても南東の空に次々と湧いてくるという状況でしたが、2時過ぎからは東から徐々に雲が減り始め、オリオン、おおいぬ、ふたごと晴れ間が広がっていき、2時半過ぎには南東方面の観測が始められる状態に。

しかし・・・肝心の流星がさっぱり流れません。

結局、2時~3時台に見た流星は「流れたかな?」と言うのも含め3~4個でした。

それでも4時を過ぎると急に流れ始め、最終的には20個近い流星を見ることができたでしょうか。また、見られた流星の特徴としては比較的暗いものが多く、火球クラスの流星はほとんど見られませんでした。

家に帰って写真を確認すると、2時45分~5時42分の撮影で写っていた流星数は

 2時台 2個/15分

 3時台 3個/60分

 4時台 9個/60分

 5時台 9個/42分

で、眼視での印象とほぼ一致しています。

特に3時台は3個写っていますが全て3時53分以降でした。2時58分~3時53分の55分間は1個も写っていないという静かな時間帯でした。

あらためて。しぶんぎ群は極大のピークが鋭いというのを実感しました。

 

f:id:eclbear:20220105141549j:plain

EOS 5Dmark2 SIGMA20mmF1.4 F1.8 ISO4000 6sec  トリミング(53%)

f:id:eclbear:20220105141554j:plain

EOS 5Dmark2 SIGMA20mmF1.4 F1.8 ISO4000 6sec  トリミング(53%)

f:id:eclbear:20220105141559j:plain

EOS 5Dmark2 SIGMA20mmF1.4 F1.8 ISO4000 6sec  トリミング(53%)

1枚目と3枚目の画面右下、2枚目の左中央ちょい下に写っているのがおとめ座のスピカです。