しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

6月17日の太陽面

6月に入ってから天気の悪い日が多く(梅雨なので仕方ありませんが)太陽を全然撮れていませんでした。たまに朝から晴れていても我が家から撮影しやすい午後には雲が広がってしまいます。

そんな中、6月17日は久しぶりに午後になっても晴れていました。

 

まずは白色光。

6/17 15:20:47   KOWA 500mmF5.6  オライオン社減光フィルター
ZWO ASI585MC  500コマ撮影  AutoStakkert3で50%スタック
RegiStax6でWeblet処理  ステライメージ9でトリミング&階調補正

南半球は黒点群が5個見えておりそこそこ活発ですが北半球はごく小さいものが1個だけ、随分と差があります。(赤道付近の1個は北半球でしょうか・・・)

ただ南半球の低緯度にある2つの群は複雑な構造をしており活発な様子です。

 

Hα単色光。

6/17 14:48:14(プロミネンス:500コマ)14:42:23(太陽面:500コマ)
CORONADO Solar MaxII 60  ZWO AIS585MC  AutoStakkert3で各50%スタック
RegiStax6でWeblet処理  ステライメージ9で合成&階調補正他

白色光で感じた通り南半球の黒点群はどれも活発な領域を伴っています。また、同緯度の縁にも明るいプミネンスが見えています。

左右どちらのプロミネンスも活発そうでしたが、左のプロミネンスが面白い形だったのでこちらを拡大撮影してみました。

6/17 15:10:12  CORONADO Solar MaxII 60 + 笠井2xバーロー 
ZWO ASI585MC  500コマ撮影  AutoStakkert3で50%スタック  
RegiStax6でWeblet処理  ステライメージ9でトリミング&階調補正

ループになろうとしているのか途切れた後なのか、少しずれた時間に撮影していたらもっと面白かったのではと思わせる形ですね。

また、一番活発そうな左下の黒点周辺も拡大撮影しました。

6/17 14:56:11  CORONADO Solar MaxII 60 + 笠井2xバーロー 
ZWO ASI585MC  500コマ撮影  AutoStakkert3で50%スタック  
RegiStax6でWeblet処理  ステライメージ9でトリミング&階調補正

直焦点での全体像では細かな構造が全く見えないのに、バーローで拡大すると見違えるように複雑な構造が見えてきます。

全体像はバーロー+大型センサーorモザイク合成で撮影するのが正解なんでしょうか。

 

前回同様、疑似カラー化した画像も作成してみました。

 

モノクロと疑似カラーどちらが良いか、なかなか分かりません。