しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

今年初のISS通過撮影

今年初めて条件の良い夕方のISS通過が続いたので撮影しましたが・・・なかなかうまく撮れませんでした。

 

1月15日

1/15 18:17~20  EOS R6  SIGMA8mmF4  F4  1/2sec  ISO12800   
276枚からSiriusCompで比較明合成

昼間は快晴だったのですが、日没前から急に雲が広がり前半が完全に雲の中でした。

月のすぐ横を通過する予定でしたが、月は全く写りませんでした。

 

1月16日

1/16 18:27~35  EOS R6  SIGMA8mmF4  F4  1/2sec  ISO800   
1019枚からSiriusCompで比較明合成

この日は日没から33分後という早い時間での通過ということで西の地平線近くまで地球の影に隠れることなく見え、天気も快晴で万全と思ったのですが・・・かなりの強風で三脚が倒れそうに。

必死で押さえながら撮影を続けましたがブレブレの失敗写真になってしまいました。

ISSの軌跡自体のブレはさほど目立たないのですが、月や地上の風景を見ると一目瞭然です。

 

1月17日

1/17 18:17~22  EOS R6  SIGMA15mmF2.8  F4  1/2sec  ISO6400   
467枚からSiriusCompで比較明合成

この日は少し遠めの通過でISS自体もだいぶ暗かったのですが、ほぼ同じ時間帯で明るい航空機が通過していきISSより航空機のほうが目立つ写真になってしまいました。

航空機はISSと逆向きに通過していったのですが、1度以下まで接近してすれ違っており動画で見るとわくわくしますが・・・

 

1月18日は曇って見えず、条件の良い通過はいったん終了です。

次に撮影可能な通過は1月末から2月上旬ですが、また夕方のようなのでリベンジです。

 

谷矢部池公園でのミニ写真展(2024年1月)

谷矢部池公園の公園愛護会では毎月一回土曜の午後に「カフェバード」と銘打って野外でのコーヒーショップを開いています。

これに併設する形で、谷矢部池公園で野鳥の撮影を行っている人が中心になって年に何回かミニ写真展を実施しています。

 

1月13日は、今年初めての写真展開催日でした。

 

 

写真から分かる様に、コーヒーショップ、写真展ともにこじんまりとしたものです。それでも公園を通る人がけっこう足を止めて見ていってくれます。

 

私もちょくちょく谷矢部公園に野鳥を撮りに行くご縁で、毎回写真を展示させてもらっています。今回は以下の2枚を展示させてもらいました。

谷矢部池公園の夜

カワラヒワの飛翔

写真展の周りでブラブラしていると、野鳥もけっこう姿をみせてくれます。

今回は、カワセミカルガモの近くにとまってくれました。

 

また、月に2~3回しか現れないアオサギが飛んできました。

 

ただ、この後カラスに追いかけられ矢部池には降り立てませんでした。

 

この日はすぐ北を雨雲が次々と通過する綱渡りの天気でしたが、そのおかげで矢部池越しの虹を見ることができました。

 

 

しかしこの後雨雲が南下して雨が降り出したため、写真展は30分繰り上げで15時半に終了になりました。

次回は2か月連続、2月17日の開催予定です。

 

月と水星・火星の接近

昨日は月が金星、アンタレスと接近しましたが、今日は月が東に移動し、より低空の水星、火星と接近するのが撮影できました。(見られました、ではないです)

 

-4等の金星はもちろん、この日の月は月齢27.9、月齢1.6相当なので肉眼でも楽々見えました。また水星も-0.2等、最大離角2日前で高度も高いためこちらも肉眼で楽々見えました。

これに対して火星は1.4等で高度も月より1度以上低いため肉眼では全く確認できず、撮影した画像で何とか確認できるというものでした。

 

まずは最も近い月と火星のツーショット。

1/10 6:16 EOS R6  RF100-400mm  200mm  F7.1  1/10sec  ISO1600

画面左端、中央より少し下に火星が写っているのですが、オリジナルを拡大してようやく判別できるレベルです。そこでドーピング、ステライメージのスターエンハンスで強調しました。

 

かなり強調して、かろうじて火星が分かるようになりました。

 

次に少し広めで月と水星、火星のスリーショット。こちらも同様に強調。

1/10 6:07 EOS R6  RF100-400mm  118mm  F6.3  1/4sec  ISO3200

画面上端の中央に写っているのが水星です。

一枚目より先に撮影した画像でまだ高度が低いため、火星は雲と雲の隙間に写っています。

 

最後に、標準ズームに変更して金星も入れた月と金星、水星、火星のフォーショットを狙ったのですが・・・

1/10 6:11  EOS R6  EF24-70mmF4L  57mm  F4  1/15sec  ISO1600

火星は確認できませんでした。

なにせ肉眼で見えないので、撮影画像で確認できないと火星がどこにあるのかも分かりません。広角では無理だったのか、レンズを標準ズームに変えている間たまたま雲に隠れていたのか・・・

まあ、それ以前に月すら目立たず絵的に寂しすぎますね。

 

今回の接近は複数の惑星と一等星も加わってかなり楽しめました。

 

月と金星とアンタレスの接近

今朝は、月に一度巡ってくる月と金星の接近でした。

先月はおとめ座のスピカが少し離れたところにいましたが、今回はさそり座のアンタレスがすぐ近くにいて3星の接近になりました。

 

月の出直後を狙っていつもの東が開けた場所までいきましたが、低空に雲があり月が顔を出したのは本来より15分以上遅れ、高度も4度を超えてからでした。

1/9 4:11  EOS R6  EF70-200mmF4L  113mm  F4  1/2sec  ISO6400

月の右上にあるのがアンタレスです。

少し引きで写すと、さそり座の上半身全体がわかります。

1/9 5:16  EOS R6  EF70-200mmF4L  70mm  F4  0.6sec  ISO3200

その後、自宅に戻って自宅前から撮影。

1/9 5:45  EOS R6  EF70-200mmF4L  122mm  F4  0.6sec  ISO3200

1/9 5:49  EOS R6  EF70-200mmF4L  70mm  F4  0.6sec  ISO3200

月が南に寄っている時しか撮れませんが、前景はここのほうが趣きがあります。

月の出直後の低空ではどのみち撮れなかったので、最初からここでも良かったかも。

 

その後、水星が昇って来て(ちょっと離れていますが)月と金星、水星、アンタレスの4星コラボになりました。

1/9 5:58  EOS R6  EF70-200mmF4L  70mm  F4  1/2sec  ISO3200

この後、水星から45分遅れで火星が昇ってきましたが、少なくとも肉眼では確認できませんでした。火星は1.4等、水星より1.6等も暗いのでちょっと難しそうです。

 

しぶんぎ座流星群2024

今年のしぶんぎ座流星群は極大が18時頃、夜半過ぎには下弦の月が昇ってくるということであまり条件は良くありませんでした。

また、当日は夜半過ぎまでたびたび雲に覆われたこともありカメラを持ち出しての撮影は2時以降と短時間でした。

 

しかし、α7SⅢ、AtomCam2ともに思いのほか多数の流星が写っていました。1月5日の0時~6時に検出できた流星数はごく暗いものを含めると以下の通り。

 α7SⅢ+20mm(北東):38  ※ 2時~

 AtomCam2(西):34

 AtomCam2(北):45

 AtomCam2(東南東):42

条件は異なりますがα7SⅢ、AtomCam2ともに検出数は昨年の2倍以上でした。今年はかなり活発な活動だった様です。

なお前日の4日未明は曇り、6日以降はNAS転送の遅れで未処理なので現時点で確認できたのは5日未明だけです。

(8日夜には10秒の超経路流星が観測されたようですね)

 

大火球と言えるようなものは写りませんでしたが、1等~マイナス等級の流星もかなり写りました。

主な流星を以下にまとめました。

 

α7SⅢ+20mm(北東)

 

AtomCam2(西)


AtomCam2(北)

 

AtomCam2(東南東)

 

2023年12月22日と26日の人工衛星の落下

AtomCam2に人工衛星の落下が写っていました。

といっても1~2週間前の話です。平塚市博物館の藤井大地さんのX(エックス)で存在は知っていたのですが、ネットワークの不具合でAtomCam2からNASへのファイル転送が大幅に遅れたため今頃書き込むことになりました。

 

まずは12月22日。

北から西にかけて通過。北カメラと西カメラに写りました。

西カメラでのmeteor detectの検出画像はこんな感じ。

 

6秒単位の検出画像を4枚合成、24秒間の比較明合成画像です。

実際には画面右端からほぼ左端まで移動しているのですが、meteor detectでは両端は検出しませんでした。

この画像では普通の人工衛星の通過と全く見分けがつかないので、事前に知っていないと確実に見逃しますね。

ということで動画はこちら。(最初かなり暗いです)

youtu.be

動画だと暗いながらも崩壊していく様子がわかります。

 

次に12月26日。

西から南東にかけて通過。西カメラと南東カメラに写りました。

meteor detectの検出画像ですが、なぜか歯抜けでしか検出していません。また、こちらも飛行機と見分けるのが難しそうです。

 

最初はこんな感じで飛行機と全く見分けがつきません。

 

これだと尾を引いているのでよく見れば飛行機とは違いますが、飛行機雲かと思って見逃しそうです。

 

ここまで来てようやく何かおかしいと気づけます。

 

動画はこちら。

youtu.be

 

飛行機の通過は毎日大量に検出されるので全て動画で確認するのは不可能です。

今回のようにネットの情報をチェックするしかなさそうです。

 

2024年の元旦

2024年は雨の降る中での年越しということで初日の出は無理かとも思いましたが、天気は急速に回復し朝にはほぼ快晴になりました。

1/1 6:55

1/1 6:57

1/1 6:58

日の出の時刻は6:49ですが、地平線まで見渡せる場所ではないので少し遅めの初日の出になります。

超低空の雲がアクセントになり拡大でもきれいな初日の出となりました。


その後、踊場橋近くのいつもの撮影ポイントで縁起物、富士山の撮影です。

1/1 7:13

前日の雨でチリが減ったのか、クリアな富士山です。

30日、31日と撮影できなかったため3日ぶりの富士山ですが、積雪が大幅に増えています。前日の雨、富士山ではかなりの積雪だったみたいです。

 

更にその後、谷矢部池公園に行きましたが野鳥たちも正月休みなのかカラスとハト以外の姿はほとんど見ることができませんでした。

その代わり、透明度が良いために青空の中の月がきれいでした。

1/1 7:26

2024年の初野鳥は翌1月2日になりました。

アオジ

ツグミ

ハクセキレイ

この日は前日とは打って変わり、8時過ぎに陽が射しだすと色々な鳥が次々と姿を現してくれました。