9月2日に西村彗星とM44との接近を撮影して以来、この一週間は続けざまの台風接近もあり全く晴れませんでした。
しかし昨夜は急速に天気が回復し、朝3時に(たまたま)目が覚めると快晴、透明度も良好でした。
そこで近所の東が開けた場所(いつも月の出を撮影している場所)まで歩いて撮影に行きました。
刻々と薄明が進む中(こんな時に限って)ライトを忘れ撮影準備に手間取りましたが、何とか露出を変えて3パターンほど撮影できました。
こちらが一番良く写っていたものです。
横浜市内での撮影にも関わらず、思いの外良く写っています。彗星の方角には横浜港があるのでかなり条件は悪いです。
透明度が良かったこともあると思いますが、彗星自体がかなり明るくなっているのでしょうか。
ちなみに、PhotoAIでのノイズ除去前はこんな感じです。
AIノイズ除去の効果は絶大です。
例によって彗星の位置がわかる画像も撮影しています。(前回同様に星像を強調しています)
1枚目の拡大撮影終了から2分後の撮影ですが、かなりギリギリの条件であることがわかります。
前回(8日前)かに座にいたのが、もうしし座の肩口(?)です。日の出1時間前の高度も18度あったのが5度まで下がっています。
今夜は日の出1時間前で1.5度ですが晴れそうにありません。明け方の西村彗星は完全に見納めのようです。
ところで・・・撮影場所に着いて準備している最中、天頂付近をISSが通過していたようです。最大仰角76度の抜群の条件、ちょっと残念です。