しろくまの日記

横浜在住の星好きなおっさんのブログです

7月10日の太陽面

前回から4日後、7月10日の太陽面です。

 

まずは撮影を開始して1コマ目の画像です。

7/10 13:56:16

撮影を始めてまず気付いたのが、というかひと目見て分かるのが南西(右下)の黒点群の明るい領域です。またフレア発生中でしょうか。最近こんなのがやたらと多いです。

時間をおいて(1時間25分)撮影した画像と比べると一目瞭然です。

7/10 14:20:13

右下の黒点群以外にも、正面の黒点群の右端でも小さな発光のあったことがわかります。

 

さて、気を取り直して・・・白色光。

7/10 13:42:34

4日前に東の縁に見えていた黒点が正面に近づいています。視力の良い人なら肉眼黒点として見えていたかも知れません。

フレアが発生していた南西の黒点周辺は白斑が広がっていますが黒点自体は控えめです。

 

南東の大黒点をバーローで拡大撮影しました。

7/10 13:51:27

拡大率が高いのでさすがにシャープさに欠けるため、適性が低いのを承知でTopaz Photo AIでアップスケールしてみました。

 

Photo AIのノイズ低減をかけると像が破綻するのでオフにしています。そのせいもあって解像度は上がっていますがノイズも盛大に増えておりどっちもどっちでしょうか。

 

次にHα単色光。

7/10 13:05:06

1枚目の画像から10分弱経っていますが、まだかなり明るいです。

プロミネンスは、大きなものはありませんが明るいものがいくつか見えています。

一番大きな真東のプロミネンスをバーローで拡大撮影しました。

7/10 14:11:53

解像度が低いですが、それ以前に太陽の縁などを見ると明らかにきちんと撮像できていません。

きちんと撮像できていないのは光球面を拡大撮影したものも同様でした。

7/10 13:22:17

7/10 14:15:33

プロミネンス同様、解像度が上がらずブレたような変な画像です。

実はこの日以降、ここ数日撮影した画像も同じような結果です。色々と画像処理のパラメータを変えてみましたが原因不明です。

7月10日というのはちょうど猛暑がやって来たタイミングなのでシーイングの影響、熱によるCMOSへの影響なども考えられますが、白色光は拡大画像もそれなりに写っています。とりあえず様子見するしかないようです。