昨日8月13日の明け方はペルセウス座流星群の極大でしたが、ご存じの通り台風8号の接近で星空は全く見ることができませんでした。
しかし21時頃には台風は通り過ぎ、小型の台風だったこともあり夜半ごろには晴れ間が広がってきました。
そこで極大には1日遅れですが自宅で流星観測してみました。
しかし、雲の動きが速く雲量4から9ぐらいに目まぐるしく変わる空模様なので雲間を探してカメラもイスの向きも変えながらの観望となりました。
更には南西の空には満月過ぎの月が輝いており、それを避けながらという事でまったく落ち着いて観測できません。
結局、1時から4時までの3時間で見ることができた流星はペルセ群が3個、ペルセ群以外(他の群か散在かは不明)が3個という寂しい結果でした。
写真についても始終向ける方向を変えるためスチルはあきらめ、動画のみとしました。
今回写った一番明るい流星が下記の画像。(動画からの切り出しのため流星が途切れ途切れになっています)
画面左上にカシオペア、右上にプレアデス(すばる)が写っています。その間が流星の放射点があるペルセウス座です。
この位置関係からわかりますが、この流星は残念ながらペルセ群ではありません。
今回写ったペルセ群の流星は下記の2つです。
他にも写っているかも知れませんが、肉眼で確認できていないので動画を実時間でチェックしないと発掘できません。
いつもはスチルで同じ視野を撮影して明るい流星の見逃しがないようにしているのですが、こういう時は困ります。
ネットワークカメラなどでは動体検出しての自動記録が当たり前のご時世ですが、動画から流星を検出できるソフトって意外に無いんですよね。
昨年は8月14日の夜に予想外の極大が観測され、今年は14日の23時過ぎにあたるとのことで観測してみたい気もしますが、難しそうな天気です。
という訳で、ちょっと不満の残る今年のペルセウス座流星群でした。