星まつり夜の部です。
星まつりの中でも比較的じっくり星を見られる「星の村天文台星まつり」ですが、意外に晴天率は悪くここ数年まともに星を見られた記憶がありません。
6月という梅雨入り前の微妙な時期に開催日を変えてどうなるのかと不安でしたが、初日、2日目とも2~3時間はほぼ満天の星空を楽しむことが出来ました。
大満足という時間ではありませんが、元々夏至まで半月という時期であり薄明終了から開始まで約6時間と考えればまずまずといったところでしょうか。
初日の薄明終了時は月齢4の月とふたご座のカストル、ポルックスが横一列に並ぶ姿が楽しめました。
その後は夏の天の川が徐々に高くなり、夏の星雲、星団を楽しむことが出来ました。
円周魚眼は概ね上が北になっています。
南西(右下)の明かりは滝根町の中心部、北西(右上)は田村市中心部から郡山方向でしょうか。
北から東にかけては山を背負う形で視界が悪いのですが、その奥から断続的に雲が迫ってくる感じでした。
しかしこのレンズ、針で突いたような点像とはいきませんが十分実用になる星像です。14,000円で開放F2.0、シグマの4.5mmに比べてはるかに小型軽量と考えるとコストパフォーマンス抜群です。
写真はRAWからトーンカーブ、ホワイトバランスの調整を行っていますが、直焦点撮影を含めすべて1枚撮り、ダーク/フラット補正等も一切行っていません。
惜しむらくは、両日とも夜半過ぎには雲に覆われてしまった為、天の川が天頂にかかる様子を撮影できなかったことでしょうか。